大谷翔平に復調の兆し 12戦ぶりマルチに指揮官「正しい方向へ進んでいる」

ホワイトソックス戦に「5番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ホワイトソックス戦に「5番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

2試合ぶりに「5番・DH」でスタメン出場

■エンゼルス 5-4 Wソックス(日本時間7日・シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのホワイトソックス戦に2試合ぶりに「5番・DH」で先発出場し、12試合ぶりにマルチ安打を記録した。初回の第1打席で左翼線を破る二塁打を放つと、第3打席では右翼線を破る三塁打を放ち、4打数2安打とした。

 4日(同5日)のアスレチックス戦で今季スタメン85試合目にして初めて3番ではなく、5番で出場した大谷。この日も2試合ぶりのスタメンで5番に入ると、今季14勝をマークしているジオリートから、第1打席で痛烈な左翼線を破る二塁打を放った。第2打席では外角高めにバットが空を切って空振り三振に倒れたが、第3打席では外角のチェンジアップを右手一本で捉えて右翼線を破り、今季5本目の三塁打とした。

 4日(同5日)のアスレチックス戦では3打数無安打に終わり、この日までの5試合は16打数1安打の打率.063、10三振と調子を落としていた大谷。5日(同6日)のアスレチックス戦ではスタメンから外れて出場機会はなかった。

 9回の第4打席では見逃し三振に終わったものの、8月20日(同21日)のレンジャーズ戦以来となるマルチ安打。試合後、ブラッド・オースマス監督も「今日二塁打と三塁打を打って、彼は自信を付けたと思う。ここ4~5試合はすこし厳しい状態が続いたが、正しい方向へ進んでいるようだ」と復調への気配を感じ取っていた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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