昨オフに続き多くの名手が去る2016年 球界はさらなる世代交代へ
ハマの番長、日米203勝右腕…引退決断した名手たち
2015年シーズンは多くの名手たちが現役を退いた。その中には球界最年長だった山本昌氏(前中日)をはじめ、西口文也氏(前西武)、斎藤隆氏(前楽天)、高橋尚成氏(前DeNA)、谷繁元信氏(前中日)、中嶋聡氏(前日本ハム)、高橋由伸氏(前巨人)、井端弘和氏(前巨人)、和田一浩氏(前中日)、谷佳知氏(オリックス)、小笠原道大氏(前中日)らベテランが多く含まれ、球界の世代交代を印象付けた。
そして、大きなインパクトを与えた昨オフの引退劇に続いて今オフも多くの選手たちがユニフォームを脱ぐ決断を下した。そこには同一球団一筋でプレーした選手や有終の美を飾った選手など様々な顔ぶれが並ぶ。ここではその主な選手たちを振り返ってみたい。
〇三浦大輔(DeNA)
535登板、172勝184敗、防御率3.60
今月25日に43歳を迎えたベテランは今季球界最年長選手としてプレーし、25年の現役生活に幕を閉じた。1991年のドラフト6位で入団し、2年目にプロ初勝利を含む3勝をマーク。今季は3試合に登板して0勝3敗、防御率11.05だった。シーズン最終戦の9月29日・ヤクルト戦で迎えた引退登板ではベンチ入り選手全員が「18」のユニホームをまとってプレーした。
〇黒田博樹(広島)
(NPB)321登板、124勝105敗、1セーブ、防御率3.55
(MLB)212登板、79勝79敗、防御率3.45
日米球界で活躍した41歳は今季広島の25年ぶりリーグ優勝に貢献。日本シリーズの前に自ら引退を申し入れた。専修大学から1996年のドラフト逆指名で入団。メジャーではドジャース、ヤンキースで先発ローテを担った。プロ20年で日米通算203勝を記録。現役ラストシーズンは10勝8敗、防御率3.09だった。