DeNA劇的サヨナラ勝利にラミレス監督「こんなエキサイティングな試合、見たことない」
2度同点に追いつき、延長11回にソトがサヨナラホームラン
■DeNA 11-8 広島(19日・横浜)
DeNAは19日、横浜スタジアムでの広島戦に11-8で勝利した。6回まで7点をリードされる苦しい展開から、2度も同点に追いつき、最後は延長11回にソトが42号サヨナラ3ラン。ドラマチックな展開にラミレス監督も目を輝かせた。
これまで対広島戦で6戦5勝と好相性だった先発・今永が誤算、今季自己ワーストの4回1/3を7失点で降板した。しかしその後、6回にソトの41号3ラン、さらに代打・梶谷の満塁弾で一挙7点。その後も8回に1点を奪われたが、再び同点に。最後は劇的サヨナラ弾というすさまじい試合に、ラミレス監督も「私もこんなエキサイティングな試合は見たことがない」と興奮を隠せない様子だ。
一時は7点を追う立場となったが、「(7点も奪い)こんなことになると、確信していたといえば嘘になる。何点かは取れると思っていたが……」と一挙7点の猛攻に脱帽。「ソト、梶谷だけでなく、中井が大事な場面でバントを決めたり、すべて含めての勝利だと思う」と貴重な1勝を喜んだ。
8-8で迎えた9回から山崎が2回を投げたが、「もう長いシーズンを考えて戦うわけではなく、“今日勝つために何をするか”を考えなければいけない。こういう試合は1年に1回くらいしかない」と続投を決断。山崎が2回を投げるのは、2015年8月29日の広島戦(横浜)以来、約4年ぶり。山崎はその起用に応え、2回32球を投げて無失点。まさにチームの執念で勝ち取った試合だった。
20日からは本拠地にマジック4が灯る首位・巨人を迎えての2連戦。ゲーム差を3まで縮めて迎えた直接対決に、「明日からも簡単な試合は1つもない。しっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。
(Full-Count編集部)