巨人、5年ぶり37度目V! 延長10回激戦制し増田が決勝打、原監督復帰1年目で頂点
2点差からひっくり返し、前回2014年と同じ横浜で再現
■巨人 3-2 DeNA(21日・横浜)
巨人は21日、2位DeNAとの直接対決(横浜)を制し、2014年以来5年ぶり、37度目のリーグ優勝を決めた。一時は2点差で抑えられていたが、9回に同点打。延長10回には増田が中前適時打を放って勝ち越しに成功し、歓喜の瞬間を迎えた。
先発した戸郷は今年のドラフト6位ルーキー。これがプロ初登板初先発という大抜擢だった。しかし3回には乙坂に2号2ランを許して先制点を奪われると、5回2死から戸柱に中前打を打たれて一、二塁とピンチを招いて降板。デビュー戦は4回2/3、61球を投げて4安打4奪三振、2失点に終わった。
しかし、2点ビハインドの7回、先頭の岡本がこの日初めての長打となる中前二塁打を放つと、続く大城も四球とチャンスを広げた。ここでDeNA先発の上茶谷が降板。一、三塁からパスボールの間に三走岡本がホームイン。1点をかえした。
さらに1点を追う9回2死から重信、若林と連続で四球。一、二塁のチャンスから小林が右前適時打を放って同点に。そのまま9回裏に6番手の大竹が抑えると、延長に突入。延長10回に増田が勝ち越し打を放ち、試合を決めた。
前回リーグ優勝を決めた2014年9月26日、原監督はこの横浜スタジアムで8度、宙に舞った。あの時から5年近くの月日が流れた。その間遠ざかっていた優勝を、今夜再び横浜で取り戻した。