ヤンキースの来季二塁手候補に日本人選手が浮上!? 地元メディアも加藤豪将を「成長を示した」と評価
来季の二塁手候補4番手として評価された20歳の加藤
ヤンキース傘下1Aチャールストンで今季プレーした加藤豪将内野手(20)が、ヤンキースの来季の二塁手候補4番手として取り上げられた。地元紙ジャーナル・ニュースが「球団の状況。二塁手編」というヤンキースのポジション別の特集を行い、「カトウ」の名前が登場している。
昨季終了後、FAとなったロビンソン・カノ二塁手がマリナーズと大型契約を結び、チームを去って以来、セカンドはヤンキースのウィークポイントとなっている。特集では、来季の二塁手候補の一番手に今季7月のトレード期限でダイヤモンドバックスから加入し、活躍したマーティン・プラド内野手を挙げている。
もっとも、記事では「現時点で開幕二塁手はプラドの方向だが、確実ではない。あまりに多くのポジションをこなすことができるプラドの能力は、現在のヤンキースのロースターに最高にマッチにする」と説明。キャッチャー以外の内野ポジション全てに加え、外野もこなせるプラドは、薬物規定違反による1年間の出場停止処分から明けるアレックス・ロドリゲス三塁手や、右肘骨棘障害の手術を受けるカルロス・ベルトラン外野手のコンディション次第で、穴埋めに回る可能性も高いと見られている。
2番手は今年9月のロースター枠拡大に伴い、マイナーから昇格したホセ・ピレラ内野手。今季、ヤンキース傘下の3Aスクラントンで打率3割5厘、出塁率3割5分1厘、長打率4割4分1厘と活躍し、3Aオールスターにも選出された有望株。プラドが盲腸の手術で戦線離脱後、レッドソックスとのシーズン最後の3連戦で先発している。
ピレラは守備力に関する評価はさほどでないというが、捕手と投手以外のポジションを全てこなせるプラドのような多様性を持つ。特集では「すでに彼は40人のロースターに入っている。そのことは、ヤンキースが彼と契約延長しようとする方針を示唆している。スプリングキャンプで彼のプレーを見ることになるだろう。控えの万能型選手になりえるし、もしメジャーでも打撃面の成功を続けられるなら、プレー時間を常に手にすることも可能だろう」と高く評価している。