DeNAの最重要ピース ラミレス監督は「筒香を守る5番」を見つけ出せるか
優勝へ向けて指揮官が求める5番打者像「筒香と勝負してもらえるような…」
昨季、球団創設5年目にして初のクライマックスシリーズ(CS)進出を果たしたDeNA。19年ぶりのリーグ優勝を目指す今季、すでに3年目左腕の石田を開幕投手に指名し、投手陣の構想を着々と固めている一方、ラミレス監督にとって打線で最重要となるピースがある。それが、5番打者だ。
昨年10月。広島とのCS最終ステージ敗退後、シーズンの総括を問われた指揮官は、こう話している。
「現在の戦力でも、2~3位を狙うことはできる。ただ、優勝を狙える力がない。筒香と勝負してもらえるような5番打者が必要になると感じた」
DeNAの不動の4番は筒香。昨季の活躍は、誰もが知るところだろう。44本塁打、110打点で打撃2冠を獲得。7月には、ともにプロ野球史上初となる3試合連続&月間6度の1試合2本塁打をマークするなど、とにかく打ちまくった。ただ、冒頭の質問に5番打者の存在を真っ先に挙げたことを見ても、指揮官に最重要として位置づけられているのは、筒香の後を託す打者であることは間違いない。
なぜ、ラミレス監督はそれほどまでに5番打者にこだわるのか。筒香の打撃を安定させることが狙いにある。