楽天、狙う“下克上” 鷹とのCS1stへ、平石監督「腹を括ってぶつかっていく」
指揮官は相手のチーム力を警戒「ホークスは先発、中継ぎの能力が高く…」
■ソフトバンク – 楽天(CS・5日・ヤフオクドーム)
楽天の平石洋介監督が、5日から始まるソフトバンクとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」1stステージに向けて意気込みを語った。4日、敵地ヤフオクドーム内で公式会見が行われ、銀次内野手とともに出席した指揮官は「シーズン中はたくさん悔しい思いもしましたが、なんとかCSへの出場権を獲得してここまで来れました。腹を括ってぶつかっていく準備をしてきた」と闘志を燃やした。
今季の対戦成績は12勝13敗とほぼ互角。シーズン最後は2連勝で締めくくり、ソフトバンクの2年連続V逸が決まった日の相手は楽天だった。相手となるホークスの印象について平石監督は「ホークスは先発、中継ぎの能力が高く、打者も長打力のある打者、足のある打者、状況に応じてプレーできる選手と揃っていて非常に良いチーム」と警戒した。
「レギュラーシーズンは優勝、クライマックスシリーズの本拠地開催という目標が達成できなかった。なんとか3位に食い込めて挑戦権を得ましたので、短期決戦は1つのミス、1つのプレーで流れが変わる。ただ、そこを恐れていても仕方がない。腹をくくって思いっきりぶつかっていきたい」と平石監督。エース則本昂を初戦に起用し、リーグ3位から狙うは、2位ソフトバンク、そしてリーグ優勝の西武を破っての逆転での日本シリーズ進出だ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)