“史上最強の助っ人”クロマティ氏、CS開幕へ巨人は「とにかく勝つ」 その理由は…

CSの展望を語る元巨人のウォーレン・クロマティ氏【写真:松橋晶子】
CSの展望を語る元巨人のウォーレン・クロマティ氏【写真:松橋晶子】

CSファイナルは「伝統の一戦」、阿部引退も「選手のモチベーションに」

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは9日に開幕する。5年ぶりのセ・リーグを制覇した巨人は阪神と対戦。阪神は崖っぷちからレギュラーシーズン6連勝でCS進出を勝ち取り、ファーストステージでは2位DeNAを2勝1敗で破る“下剋上”でセ・リーグ頂上決戦へと駒を進めてきた。「伝統の一戦」を制するのは、いったいどちらのチームになるのか。

「とにかく勝つよ」と巨人の勝利に“太鼓判”を押したのが、ウォーレン・クロマティ氏だ。今季、球団のゲストとして若手を打撃指導し、リーグ制覇に“貢献”した巨人史上最強の助っ人はこのたび、Full-Countのインタビューに応じ、巨人が勝てる“根拠”について語った。

 まずは「私がジャイアンツに訪れたのは6月1日でした。当時のチームのムードはそこまでよくなかった。何人かの打者も当たりが出ていなかった。そこで原さんから若い打者の手助けをしてほしいと頼まれました。ジャイアンツに再び戻れたことですごく幸せです。寂しかった。ジャイアンツに戻ってきた後、チームの状況は良くなりました。ムードも少し好転した。岡本さんと大城さんに当たりも出てきた。セ・リーグのペナントレースも優勝できた。個人的にも満足しています」と満足気にレギュラーシーズンを振り返ったクロマティ氏。今年の巨人はなぜ強かったのか。

「優勝チームであるには、いい捕手、いい遊撃手、いい二塁手、いいセンターが必要です。センターラインがとても強力である必要があります。ジャイアンツには何人かの異なるキャッチャーがいました。センターには(2年連続)MVPでオールスターの丸。坂本がキャプテンでリーダー。ショートで彼は最高のシーズンを送ったと思います。現時点で彼は31歳。あと3、4年素晴らしい成績を残すシーズンが待っていると思います」

 大黒柱として攻守両面で圧倒的な存在感を示した坂本勇を改めて絶賛した。

「原さんはとにかく勝つ。ミスを犯したとしてもダイジョウブよ」

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