米挑戦のDeNA筒香、マリナーズは獲得に動かず? 番記者「関わるとしたら驚き」
ポスティングでのメジャー挑戦が決定も…「大金をかけると想像することは難しい」
今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指すことが決まったDeNAの筒香嘉智外野手について、マリナーズが獲得に動く可能性は低いとMLB公式サイトの番記者が予想している。「絶対にないとは言えない」としつつ、「関わるとしたら驚き」と言及。過去に多くの日本人選手が在籍してきたマリナーズだが、筒香獲りには参戦しないのだろうか。
MLB公式サイトは、マリナーズ番を務めるグレッグ・ジョンズ記者がファンの質問に回答する形での記事を掲載。「12月にポスティングされたら、マリナーズは横浜ベイスターズの外野手ヨシトモ・ツツゴウに興味を持つと思いますか?」という問いに、同記者は冷静な見解を示している。
「ヨシトモ・ツツゴウは横浜でのここ4年間で年間平均35本塁打、10シーズン通算打率.284とし、日本の優れたスラッガーの1人ですが、マリナーズが関わるとしたら私は驚きます。マリナーズは日本人選手とのつながりがあり、ツツゴウは来季まだ28歳ですが、マリナーズは現時点で有望な外野手のプロスペクトに道を与えようとしています」
再建期に入っているマリナーズは昨オフ、主力を大量放出し、有望な若手を集めた。今季は開幕直後こそ快進撃を見せたものの、その後は失速し、最終的には68勝94敗のア・リーグ西地区最下位でフィニッシュ。勝敗を度外視して若手の成長を待っている時期とあって、その枠を1つ埋めるような動きは考えづらいというのがジョンズ記者の見解のようだ。
「ツツゴウは守備がそれほど良いと見られておらず、マリナーズが主に指名打者となるかもしれない選手にポスティング費用と大金をかけると想像することは難しいです」
同記者はこう説明を加えつつ、「しかし、昨冬のユウセイ・キクチの件で学んだように、絶対にないとは言えません」と補足。ゼロではないものの、可能性は相当低いと見ている。
(Full-Count編集部)