巨人、屈辱の4連敗で終戦 坂本勇&丸が不振、守乱で失点…鷹に歯が立たず
第4戦はエース菅野が粘投、4番岡本が1号2ランも及ばず
■ソフトバンク 4-3 巨人(日本シリーズ・23日・東京ドーム)
巨人は23日、本拠地の東京ドームで行われたソフトバンクとの日本シリーズ第4戦に3-4で完敗。4連敗で敗退した。巨人の4連敗での敗退は1959年(対南海=現ソフトバンク)、1990年(対西武)に続いて3度目となる。原監督が3度目の復帰を果たした今季、5年ぶりのリーグ制覇は果たしたものの、2012年を最後に遠ざかっている日本シリーズ制覇はならなかった。
セ・リーグの覇者がなすすべなくソフトバンクに敗れ去った。第1戦を勝ち頭の山口で落とし、第2戦は好投メルセデスを継いだ救援陣が打ち込まれ、第3戦はドラ1高橋、ドラ6戸郷が洗礼を浴びた。後がない第4戦はエース菅野に託されたが今シリーズ絶好調のグラシアルに被弾、守備のミスも加わって接戦を落とした。
打線ではリーグ優勝の立役者の坂本勇、丸が誤算だった。第3戦まで坂本勇はわずか1安打で、丸はまさかの無安打。今季広島からFA移籍した丸は7回に今シリーズ16打席目で初安打となる左越え適時二塁打を放ったが、時すでに遅かった。
守備のミスも響いた。第2戦では0-0で三塁山本がエラー。松田宣の3ランにつながった。この日は岡本が6回に1号2ランを放ち、1点差に迫った7回に、試合途中に三塁から一塁に回った岡本がエラー。1死一、二塁とピンチが広がったところで長谷川勇のゴロをさばいた二塁山本が二塁ベースカバーに入った遊撃坂本勇へ悪送球。痛恨の4点目を献上した。
奮闘が目立ったのは今季限りで引退する阿部、第3戦で2打席連続連続本塁打を放った37歳の亀井らベテラン勢。課題が浮き彫りになった4試合だった。
(Full-Count編集部)