来季40歳を迎える上原浩治はいまだ大人気!? 米移籍情報サイトで7球団の名前が浮上

レッドソックスのほか、6球団が上原に興味を示すと予想

 今季限りでレッドソックスとの契約が満了となり、フリーエージェント(FA)となる上原浩治投手の去就問題が米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」で特集された。来季去就についてはレッドソックス残留以外に、ヤンキース、ドジャース、タイガース、ナショナルズ、カージナルス、ジャイアンツが興味を示すと予想。契約条件は1年契約の1100万ドル(約11億9000万円)になると分析されている。

 特集では「上原は流星のようにメジャーで最も圧倒的なクローザーの1人に輝いたが、39歳は2014年シーズン終盤に急激に調子を落とし、彼のFAとしての株価に暗雲がたれ込めている」と報じている。

 球団が上原の長所として高く評価しているのは制球力だという。記事では「上原よりもコントロールのいいピッチャーはリリーフだけでなく、どの役割の投手でも探すのは困難。2009年のメジャー移籍以降、350回1/3を投げ、四球は46。うち4つは敬遠。ここ6年間で9回平均で換算すると1・2四球となっている。四球のうち12個は(先発だった)ルーキーシーズン。以後5年間は毎年9四球以下に抑えている」と指摘している。

 また、伝家の宝刀であるスプリットについても言及。「上原はコントロールの芸術家に留まらない。破壊的なスプリットを備えている。今季9回平均で換算すると11・2三振を奪っている。キャリア平均では10・6奪三振。50イニング以上投げている投手で18・8%という現実離れした空振り奪取率は、アロルディス・チャプマンに次ぐ2位だ」と驚異的なデータを紹介している。

 さらに今季序盤は右広背筋痛に苦しんだが最後まで故障者リスト(DL)入りはなし。ここ4年でわずか1度しかDL入りしていない頑強さも上原のストロングポイントとされている。

 昨季のワールドシリーズ優勝に貢献した実績も高い評価を得ている。2013シーズンは防御率1・09。ポストシーズンでは16奪三振、無四球という圧巻の投球で、ア・リーグ優勝決定シリーズでは5試合に登板し、MVPに選出されたことも特筆。大舞台で輝いた実績、メジャーで成長した事実も球団側が評価する要素だという。

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