清宮擁する早実、選抜初戦は四国王者・明徳義塾 真っ向勝負は見られるか?
大会5日目で対戦
第89回選抜高校野球の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われ、高校通算79本塁打のプロ注目のスラッガー・清宮幸太郎一塁手のいる東京・早稲田実は大会5日目の第2試合で高知の明徳義塾と対戦することが決まった。
清宮にとって2015年夏以来の甲子園。当時は1年生だったが、今回は主将として帰ってきた。抽選会に参加した清宮がまず最初に「27番」の札を取り、日時が決まると、四国地区の出場校の抽選で空いていた28番に明徳義塾が入ってきた。
明徳義塾も今年のチームは上位を狙える力がある。昨夏の甲子園で本塁打を放っている西浦颯大選手は3拍子そろった野手でこちらもプロ注目の逸材。投手もエース左腕・北本佑斗投手を中心に四国大会を制して明治神宮大会に出場した。
強打者との対戦で再び思い起こされるのは、明徳義塾の馬淵史郎監督の采配。1992年の夏の甲子園で当時、超高校級のスラッガー・星稜(石川)の松井秀喜に対して、勝負に徹するために5打席連続敬遠を命じたのは、語り継がれる一試合になっている。どのような試合になるのか、注目のカードだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count