ア軍の“サイン盗み”疑惑で…WS炎上のダルビッシュに地元ファン続々「謝りたい」

2017年アストロズとのワールドシリーズに登板したドジャース時代のダルビッシュ有【写真:Getty Images】
2017年アストロズとのワールドシリーズに登板したドジャース時代のダルビッシュ有【写真:Getty Images】

2017年のアストロズに“サイン盗み”疑惑、波紋が広がりダルビッシュにまで…

 アストロズが2017年シーズンに組織ぐるみで“サイン盗み”をしていたという疑惑が浮上し、米球界に衝撃を与えている。同年、アストロズは球団史上初の世界一に輝いたが、当時ワールドシリーズの相手だったドジャースに所属し、2試合連続で炎上したダルビッシュ有投手(現カブス)の話題にも“影響”が拡大。米メディアは、日本人右腕を責めていたドジャースファンたちが「謝罪」したことに注目している。

 アストロズの“サイン盗み”疑惑は、当時チームに所属していたマイク・ファイアーズ投手(現アスレチックス)らの証言で明らかになった。本拠地の外野に設置したカメラで相手のサインを盗み見し、音で打席の打者に球種を伝えていたというもので、同投手は米スポーツメディア「ジ・アスレチック」の記事の中で同僚らの“不正行為”を糾弾。「正しいプレーの仕方じゃない。彼らは勝つためなら何でもしようとしていた」と訴えていた。

 GMミーティングで「アストロズを罰するべき」という声が続々と上がるなど、米球界に激震が走った今回の“事件”。波紋は広がっており、米メディア「NBCスポーツ」は「アストロズのサイン盗み疑惑で、ファンがユウ・ダルビッシュに謝罪」とのタイトルで特集を組んでいる。

 ダルビッシュは2017年のシーズン途中にレンジャーズからドジャースにトレード移籍。世界一への“最後のピース”として期待され、シーズン後半、プレーオフと好投を続けていた。しかし、アストロズと対戦したワールドシリーズで暗転。第3戦で1回2/3を6安打4失点、第7戦でも1回2/3を3安打5失点(自責4)と炎上し、ドジャースは世界一を逃した。第3戦は敵地ミニッツ・メイド・パーク、第7戦は本拠地ドジャースタジアムでの試合だった。

ファンが続々謝罪「たくさん不当に責められた」「正義が勝利してほしい」

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