初の五輪切符のメキシコ、指揮官に全幅の信頼 2021年WBCまで契約延長

メキシコ代表のフアン・カストロ監督【写真:荒川祐史】
メキシコ代表のフアン・カストロ監督【写真:荒川祐史】

3位決定戦で米国破り、アメリカ大陸最上位国に与えられる東京五輪切符獲得

「第2回 WBSC プレミア12」で3位に入り、東京五輪出場権を獲得したメキシコ代表は18日(日本時間19日)、野球では史上初の五輪切符に導いたフアン・カストロ監督と2021年WBCまで契約を延長した。メキシコ代表公式ツイッターが発表した。

 世界ランク6位のメキシコはアメリカ、ドミニカ、オランダとのオープニングラウンドを3戦全勝で1位突破すると、スーパーラウンドでもチャイニーズ・タイペイ、オーストラリアに勝って5連勝。日本と韓国には連敗し、決勝進出は逃したが、3位決定戦でアメリカをサヨナラ勝ちで破り、アメリカ大陸上位国1チームに与えられる東京五輪出場権を獲得していた。

 カストロ監督は、現役時代はドジャースなどで内野のユーティリティとしてメジャー17年。野茂英雄投手や黒田博樹投手とも共にプレーした。2006年WBCにはメキシコ代表で出場し、引退後の2013年WBCではコーチを務めていた。今大会から代表監督に就任し、大会期間中には来季のフィリーズの内野守備コーチにも内定していた。

 カストロ監督は、2020年の東京五輪と2021年のWBCを率いることとなる。

(Full-Count編集部)

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