きっかけは「大谷翔平の存在」 日ハム西川遥輝、来オフMLB挑戦の意思表明
日本ハムで過去にポスティングシステムを利用した選手は投手3人
日本ハムの西川遥輝外野手が27日、札幌市の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸2億円(金額は推定)でサインした。来季が2年契約の2年目となる。終了後の記者会見では、来オフにもポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー挑戦する意思があることを明らかにした。
メジャーを意識したきっかけについて「一番は(大谷)翔平の存在」と話した。2017年オフにエンゼルスにポスティングシステムを利用してエンゼルスに移籍した大谷翔平投手の存在が、刺激になったようだ。
日本ハムでポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指したのは過去に3選手。2005年オフの入来祐作氏(今季までソフトバンク3軍投手コーチ)は入札球団が現れず、自由契約になった末にメッツへ移籍した。
そして2011年オフにダルビッシュ有投手(カブス)が落札金額5170万3411ドル(約56億円)でレンジャーズに入団。次に大谷翔平投手が2017年オフに落札金額2000万ドル(約22億円)でエンゼルスに加入している(同制度は2013年に上限2000万ドルに変更)。
ポスティングではないが、野手では今季限りで現役引退した田中賢介内野手が2012年オフに海外FA権を行使。アメリカで2年間プレーし、2013年にジャイアンツで15試合に出場している。
西川は順当なら来季中に国内FA権を取得する。球団の吉村GMは来オフに送り出すかどうかについて「それは状態による。チームの状態もあるし、本人のためになるかどうか。(ポスティングするかどうかは)現時点では決まっていない」と話すにとどめた。
来季が入団10年目。節目の年にしっかり結果を残して海を渡れるか。主将の大役を担う西川には極めて重要な1年となる。
(Full-Count編集部)