盛岡大付が延長10回逆転サヨナラ! 両軍計27安打19点の乱打戦制す
逆転につぐ逆転の熱戦、延長10回に盛岡大付・林がサヨナラ導く逆転2点打
第89回選抜高校野球は20日、大会2日目を迎え、第1試合は盛岡大付(岩手)が高岡商(富山)を10-9で破って初戦を突破した。1点を追う延長10回裏に2点を挙げて、劇的な逆転サヨナラ勝利。両軍合わせて27安打19点の乱打戦を制した。
初回から点の奪い合いとなった一戦は逆転につぐ逆転で、目まぐるしい展開となった。高岡商が初回、4番・筏の2ランで先制すると、その裏に盛岡大付も5番・須藤の2点二塁打ですぐに追いつく。
2回、今度は盛岡大付が松田の勝ち越しソロでリードを奪ったが、高岡商も3回に吉本のタイムリーで再び同点に。4回には高岡商が島村の2点三塁打などで3点を勝ち越すも、その裏、盛岡大付も5本のヒットを集めて3得点。その後も2点ずつを加えて、両者一歩も引かない展開が続いた。
試合は8-8のまま延長戦へと突入。直後の10回、高岡商は2死二塁とチャンスを作ると中村昂が右前安打。二塁走者の伊藤が好走塁を見せ、勝ち越しのホームを踏んだ。
しかしその裏、盛岡大付も粘りを見せる。四球と相手のエラーで無死二、三塁とすると、林がセンターへ逆転の2点打。この一打で盛岡大付が熱戦を制し、初戦を突破した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count