9年連続NPB輩出中の社会人名将が母校へ 緻密さと対話の慶大新監督が始動
都市対抗野球V、多くのNPB選手を輩出した前JR東日本・堀井哲也氏が就任
慶大の新監督に就任した前JR東日本・堀井哲也監督が1日、横浜市の慶大下田グラウンドで母校・慶応の新監督として始動した。
この日はオール早慶戦に出場したメンバーを除く、約90名の選手が練習。午前8時に堀井新監督が挨拶し、新体制がスタート。選手の特徴を早くつかもうと、シートノックやフリー打撃など熱心に見つめていただけでなく、対話をしながら、指導した。
堀井監督は慶大OBで外野手として80年から83年に在籍。卒業後は87年まで三菱自動車川崎でプレー。引退後は三菱自動車岡崎で監督を務め、オリックスと巨人で活躍した谷佳知氏らを輩出。04年からはJR東日本で監督を務め、11年には都市対抗野球大会で優勝。今年も巨人2位指名の太田龍投手を指導するなど、今年のドラフト会議で9年連続、NPBに選手を送り出した名将だ。選手との対話を重んじ、緻密な野球に定評がある。
慶大はこのほど行われた明治神宮野球大会・大学の部で関西大(関西)を破り、19年ぶり4度目の優勝。この大会で大久保秀昭監督が退任し、堀井新監督がバトンを受けた。1日の正午からは予定されている武蔵大と練習試合が初陣となる。
(Full-Count編集部)