侍Jが決勝進出なら史上初全勝対決に プエルトリコ監督は「どちらでもいい」
22日の侍J-米国戦は好試合期待「素晴らしい試合をしてほしいと本気で願っている」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝第1試合が20日(日本時間21日)、ドジャースタジアムで行われ、プエルトリコがオランダをタイブレークの末に4-3で破り、2大会連続の決勝進出を決めた。4時間19分に及ぶ延長11回の死闘をサヨナラ勝ちで制したエドウィン・ロドリゲス監督は「素晴らしい試合だった」と勝利の余韻に浸る一方、21日(同22日)の準決勝第2試合で戦う侍ジャパンとアメリカにエールを送った。
序盤から中盤にかけて逆転に次ぐ逆転となった試合は6回以降、投手戦となった。3-3で突入した延長11回にようやく決着。無死一、二塁で始まるタイブレーク制でモリーナがバントを決め、バエスの敬遠で満塁に。最後はロサリオのサヨナラ犠飛で競り勝った。指揮官は試合後、「基本的な野球を上手にプレーできたことが、今日勝てた理由だ」と振り返った。
ロドリゲス監督は前回大会もチームを決勝に導きながらドミニカ共和国に敗れて涙をのんだ。雪辱を期した今大会は1次ラウンド、2次ラウンドと全勝で勝ち上がり、7連勝で決勝へ駒を進めた。これで全勝優勝に王手をかけた形だ。