大阪桐蔭が11得点で初戦快勝 注目の2年生・根尾は2点適時打デビュー
初回に一挙5得点、宇部鴻城は6四死球&4失策で敗れる
第89回選抜高校野球は大会6日目の24日、第1試合の1回戦で大阪桐蔭(大阪)が登場し、宇部鴻城(山口)に11-0で快勝して初戦を突破した。
大阪桐蔭は初回から打線が爆発。相手先発・早稲田から先頭・藤原が二塁打で出塁すると、四球と野選で無死満塁となってから山本の押し出し四球で先制。続く2年生の注目選手・根尾はライトへの2点タイムリーを放った。
宇部鴻城はここで一塁の荒武がマウンドへ。しかし、大阪桐蔭打線の勢いは止まらず。山田が四球を選ぶと、福井のニゴロの間に1点を追加。続く坂之下はライトへタイムリーを放ち、初回から打者10人の攻撃で5得点を奪った。
2回も2死一、二塁から山田のタイムリーで追加点。3回は無得点に終わったものの、4回には山田がレフトスタンドへと運ぶ2ランを放った。5回も相手失策で1点を加えると、1死一、三塁で中川がタイムリー。2桁10得点とした。
その後、打線は宇部鴻城の投手陣に抑えられたものの、大阪桐蔭の先発右腕・徳山は7回2安打無失点4奪三振2四死球と好投。5回にはヒットと2四死球で1死満塁のピンチを招いたた、楢木を二ゴロ、古谷を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
8回からは右腕・香川が登板。ピンチを招きながらも得点を許さない。その裏には宇部鴻城のエラーで1点を追加し11点目。9回は柿木が無失点に抑え、そのまま快勝した。
宇部鴻城は投手陣が大阪桐蔭打線に6四死球を与え、4失策が出るなど守備も乱れて初戦敗退となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count