大阪桐蔭、大接戦制して8強! 6点リード逆転されるも終盤に再逆転
初回6-6の点の取り合い、終盤猛攻で逆転勝ち…2年ぶり8強進出
第89回選抜高校野球大会は27日、2回戦で大阪桐蔭(大阪)が静岡(静岡)とのシーソーゲームを11-8で制し、2年ぶりの8強入りを決めた。
初回から、まさかの点の取り合いだった。
先攻の大阪桐蔭は、安打と四球で無死一、二塁の好機を作ると、相手の失策で1点を先制。さらに1死満塁から5番・根尾の犠飛、山田、福井の連続タイムリー、9番・横川の2点打と打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。
しかし、その裏、先発・横川が立ち上がりから捕まる。四球と失策で無死一、二塁のピンチを招くと、6安打で6点を失った。1イニング持たずに横川がKOされ、一気にリードをフイにすると、2回には3番手・徳山が1点を勝ち越され、あっという間に逆転された。
徳山は以降、無失点と踏ん張ったが、四球と失策が絡み、追加点を献上。6-8とリードを2点に広げられた。
だが、大阪桐蔭は終盤に底力を発揮する。先頭の根尾の左前打を口火に4安打で3点を奪い、逆転。9回にも3安打で2点を加え、11-8と3点リードした。
その裏は超マルチプレーヤーとして注目を浴び、8回から登板していた根尾が最速145キロの直球で押して無失点に抑え、逃げ切った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count