ロッテ育成新助っ人はプロ未経験も「164キロ出ます」 松本球団本部長は期待大
BC富山からフローレスも獲得「日本で成功したいという気持ちを強く感じた」
ロッテは23日、ホセ・アコスタ投手、ホセ・フローレス投手と育成契約を結んだと発表した。松本尚樹球団本部長は「(※支配下登録期限の)3月で終わりではなくて(その後も)育成でいきます。シーズン中は試合に出られないけど、そこでダメでしたから切りますではない」と長い目で育てていく方針を明かした。
アコスタはドミニカ共和国出身の26歳。プロ経験はないが、7、8月に行われたパンアメリカン競技大会にドミニカ代表として出場し、164キロを記録した。30歳のフローレスはアスレチックス傘下3A、ジャイアンツ傘下3Aなどを経て今季はBC富山でプレー。22試合に登板し、9勝7敗、防御率2.00の成績を残した。
松本球団本部長はアコスタについて「ドミニカ代表では先発をしていました。164キロ出ます。ウィンターリーグではクローザーをしています。適性としては両方いけるかなってところです」と説明。「プロ経験はないんですけど、変化球も三振を取れるスライダーを持っている。チェンジアップも精度が高い。非常に期待しています」と高評価だ。
一方、フローレスは秋季キャンプのテストを経て加入。当時は救援投手を探していてのテストだったが、ジャクソンとハーマンを獲得したことで先発として期待しているという。「日本で成功したいという気持ちを強く感じた。ブルペンでクイックを見てくださいと。そういう意識の高さが成功につながるんじゃないかなと思います」とこちらにも期待を寄せた。
隠れた逸材を発掘すべく、今季は中南米でのトライアウトを2回実施。「思っている以上にたくさんいい選手がいます。まずは日本にきて育成で、将来の1軍の戦力になってもらいたい」と今後も積極的に外国人との育成契約を進める方向だ。
(工藤慶大 / Keita Kudo)