大谷所属のエ軍は「PO進出を逃す」 268億円レンドン獲得も海外メディア厳しく予想
打点王レンドンを7年268億円で獲得したが、課題の先発FA補強はできず
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは来季も勝てない? ブルージェイズの地元放送局「スポーツネット・カナダ」は「MLBの2020年シーズンにおける5つの大胆予想」として、「エンゼルスが再びプレーオフ進出を逃す」と予想している。
今季ア・リーグ西地区4位だったエンゼルスは今オフ、剛腕ゲリット・コールの争奪戦で敗れ、ナショナルズからFAとなっていたアンソニー・レンドン内野手を7年総額2億4500万ドル(約268億円)で獲得。3度目のMVPに輝いたマイク・トラウト外野手、来季の二刀流復活が期待される大谷翔平投手に加え、来季ラインナップには今季のナ・リーグ打点王でワールドシリーズ制覇へ導いた強打者が加わるが、最大の課題だったエース級の先発投手のFA補強は出来なかった。同局はその点を厳しく指摘している。
「エンゼルスがトラウトとオオタニを擁するラインナップにレンドンを加えてもなお、彼らをプレーオフチームと見なすことは難しい。もちろん彼らは得点を量産するだろうが、オオタニ、グリフィン・キャニング、ディラン・バンディらを筆頭とした先発ローテーションはア・リーグ西地区で本当に戦えるだろうか?」
同地区には今季107勝を挙げてリーグ制覇したアストロズ、97勝を挙げてプレーオフに進出したアスレチックスをはじめ、サイ・ヤング賞を2度受賞した右腕コーリー・クルーバーをトレード獲得したレンジャーズがいる。エンゼルスは他球団との交換トレードで先発投手の獲得を目指しているとされるが、海外メディアの視線は厳しいものとなっている。
(Full-Count編集部)