広島菊池涼の米移籍断念を米メディア分析「MLBレベルの守備力を持っているが…」
米メディア「ブリーチャー・ネーション」が広島菊池涼のカープ残留を紹介した
ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指していた菊池涼介内野手のカープ残留が決まった。米メディア「ブリーチャー・ネーション」は、今オフの移籍市場を紹介する中で菊池がメジャー移籍を断念したことについても言及している。
菊池涼は2011年ドラフト2位で広島入りし、13年にレギュラーに定着。同年から今季まで7年連続でゴールデングラブ賞を受賞するなど、球界を代表する二塁手として16年からのリーグ3連覇に貢献した。また、17年WBC、19年プレミア12に出場するなど国際経験も豊富。来夏の東京五輪でも主力として期待される。
守備力の高さは認められていたが、打撃を課題視され、FA市場にはブライアン・ドジャー、スターリン・カストロら二塁手が多かった。同メディアは「キクチは明らかに二塁手としてメジャーリーグレベルの守備力を持っているが、打撃はNPBでも大きく平均を下回っていた。つまり、MLBではせいぜい守備専門のベンチ要員であり、そのようなタイプの選手の需要は、特にメジャー契約(+ポスティング費用)では、ほぼ存在しない」と厳しく指摘した。
(Full-Count編集部)