ダルビッシュがレ軍10年代ベストナインに 地元紙選出「健康な時は素晴らしかった」
ダルビッシュは2012年から17年途中までレンジャーズ在籍、通算52勝をマークした
カブスのダルビッシュ有投手は2012年から17年途中までレンジャーズに在籍した。地元紙「フォートワース・スター・テレグラム」はレンジャーズの2010年代ベストナインを選出。ダルビッシュが先発投手の1人に選出された。「未来の殿堂入りプレーヤー、MVP受賞者、日本のスターらがテキサス・レンジャーズの2010年代のベストプレーヤーだ」とのタイトルで伝えている。
記事は「「3年連続負け越しのシーズンで終わってしまったが、レンジャーズにとってこの10シーズンは球団史の中でベストなものだった。レンジャーズは843勝778敗という成績を残し、2010年代の幕開けには2年連続でワールドシリーズに出場したのをはじめ、プレーオフには5度進出した」と、この10年間を総括。そして「この10年のベストプレーヤーには未来の殿堂入り予定者、MVP受賞者、日本のセンセーションらが含まれているとして、選手を挙げて寸評を記している。
○捕手:ロビンソン・チリノス
○一塁手:ミッチ・モアランド
○二塁手:イアン・キンズラー
○三塁手:エイドリアン・ベルトレ
○遊撃手:エルビス・アンドラス
○左翼手:デビッド・マーフィー
○中堅手:ジョシュ・ハミルトン
○右翼手:ネルソン・クルーズ
○指名打者:秋信守
○先発投手
コルビー・ルイス
日本でのキャリア(広島で2008、09年にプレー)の後、2010年に戻ってきたが、ルイスのようにタフな投手は存在しない。彼のように激しく戦う投手も存在しない。彼は6シーズン投げたが、そのうち3度、200イニング以上投げ、77勝をあげた。また、彼は、レンジャーズのポストシーズンで、最も素晴らしい成績を残した投手でもあった。ポストシーズンでは4勝1敗、防御率3.11で2010年ア・リーグチャンピオンシップシリーズでの勝利を決めた試合で、勝利投手となった。
ユウ・ダルビッシュ
2012年に日本から来た時の前評判(サイヤング賞を1つ、2つ取るのではないかと言う人もいた)ほどの活躍はできなかったが、それでも健康な時の彼は素晴らしかった。1051回を投げて52勝39敗、防御率3.42、奪三振960の成績を残した。2013年には、シーズン最初の先発で、(達成できたなら)カブスで球団史上2度目となるはずだった完全試合に、あとアウト1つのことろまで迫った。そして、その年には、サイ・ヤング賞投票で2位となった。
デレク・ホランド
C.J.ウィルソン
コール・ハメルズ
○クローザー:ネフタリ・フェリス
2015年に右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど苦難もあったが、1年目の12年は16勝、翌13年には最多奪三振のタイトルを獲得するなど輝きを放ったダルビッシュ。レンジャーズに大きな足跡を残した5年半だったようだ。
(Full-Count編集部)