大谷翔平には「エース級の活躍と健康求められる」 MLB公式、エ軍投手陣の不安指摘
エ軍2投手補強も、MLB公式「依然として疑問符が残っている」
メジャー3年目を迎えるエンゼルス大谷翔平投手は、右肘のトミー・ジョン手術のリハビリを終えて2年ぶりに二刀流を復活させる。MLB公式サイトは「各チームから復活を求められる投手9人」とのタイトルで、その1人として大谷に言及。今季は「エース級の活躍と健康が求められる」と伝えている。
記事は、オリオールズからディラン・バンディ投手をトレードで、さらにブレーブスをFAとなったフリオ・テヘランを獲得したことに言及した上で、こう伝えている。「しかし、エンゼルス投手陣には依然として疑問符が残っている。アンドリュー・ヒーニーは彼のキャリアを通じて18を超える先発登板を記録したシーズンはたった1度だけで、グリフィン・キャニングはリーグ平均クラスの新人だった」と指摘した。
左腕のヒーニーは2018年に30先発登板したが、他の年では15年と19年の18先発登板が最多。昨季メジャーデビューしたキャニングは17先発登板で5勝6敗、防御率4.58だった。MLB公式サイトは両投手ともにまだ不確定要素が多いと伝えている。
そして記事は大谷に言及。「オオタニはトミー・ジョン手術からマウンドに復帰するが、チームがこの二刀流スターに求めることは、エース級の活躍と健康でいることだ」と強調した。さらに「2018年、肘が故障する前のオオタニは51回2/3で御率は3.31、9回あたり11個の三振を記録した。才能は秘めているということはお分かりだろう」と能力の高さを指摘した。
バンディ、テヘランの加入などで厚みを増した先発陣だが、大谷が投手としてエース級の活躍をしなければ上位進出は覚束ないとMLB公式は伝えている。投手としてどれだけのパフォーマンスを発揮できるか。「投手・大谷」が今季のエンゼルスの命運を握っているようだ。
(Full-Count編集部)