元本塁打王のT-岡田、左肘痛に泣いた17年ドラ1… オリックス20年カムバック候補

今季のカムバックが期待されるオリックス・T-岡田【写真:荒川祐史】
今季のカムバックが期待されるオリックス・T-岡田【写真:荒川祐史】

T-岡田は20試合で打率.120、1本塁打、2打点も新たに3年契約を結んだ

 2019年は61勝75敗7分の最下位に沈んだが、山本、山岡、吉田尚ら若手が躍動したオリックス。逆襲を目指す今季、怪我や不振に苦しんだ選手たちの復活は欠かせない。ここでは2020年のカムバックに期待がかかる選手たちを取り上げたい。

○T-岡田外野手(31歳)

 2010年に33本塁打で本塁打王を獲得。選手会長に就任した2017年にも31本塁打を放つなど通算170本塁打を誇るが、昨季は20試合で打率.120、1本塁打、2打点の不振に。しかし、シーズン最終戦では代打で登場して大歓声を浴び、新たに3年契約を結んだ。オフにはプエルトリコのウインターリーグにも参加するなど復活に燃えている。

○田嶋大樹投手(23歳)

 JR東日本から2017年ドラフト1位で入団。1年目の18年には開幕2戦目でプロ初先発初勝利を挙げるなどローテーションの一角として奮闘するも、6月に左肘痛で離脱した。成績は12試合登板6勝3敗、防御率4.06だった。2年目の昨季は6月に1軍復帰。10先発で3勝4敗、防御率3.44だった。実力は確かだけに、3年目の今季はシーズンを通して結果を残したい。

○東明大貴投手(30歳)

 プロ1年目の2014年から開幕1軍を掴んで26試合に登板すると、翌15年には先発ローテーションに定着して25試合で10勝8敗、防御率3.35と好成績を残した。しかし、16年には10連敗を喫してシーズンを終えると、オフに右肘を手術。17年途中にも右肘を手術した。昨季は開幕1軍入りも7登板(4先発)で、1勝1敗、防御率7.11だった。今季は山本、山岡、榊原ら若手中心のローテーションに割って入りたい。

○後藤駿太外野手(26歳)

 2010年のドラフト1位も今年でプロ10年目を迎える。ルーキーイヤーの11年には高卒の新人野手では球団史上初の開幕スタメンを勝ち取るなど衝撃のデビューを飾り14年には打率.280をマークし一気にレギュラー定着かと思われたが殻を破り切れないまま。課題の打撃を克服すればレギュラー定着も見えてくる。

(Full-Count編集部)

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