マイナー暮らし続く元NFLスター メッツキャンプ参加も米メディア辛辣「人を呼べる」

メッツ傘下に所属するティム・ティーボウ【写真:Getty Images】
メッツ傘下に所属するティム・ティーボウ【写真:Getty Images】

ティーボウはNFLから2016年に野球界転向、昨季は3Aでプレー

 元NFLスター選手で2016年に野球界に転向し、メッツ傘下マイナーでプレーするティム・ティーボウ外野手が今春のスプリングキャンプに招待選手として参加する。米メディア「NBCスポーツ」が「もちろんメッツはティム・ティーボウをスプリングトレーニングに招待した」と、やや皮肉混じりに伝えている。

 記事は「32歳のティーボウは昨季3Aで264打席に立ち、.163(打率)/.240(出塁率)/.255(長打率)、わずか4本塁打だった。マイナーリーグ通算1048打席で、.223(打率)/.299(出塁率)/.338(長打率)、18本塁打である」と紹介。「2020年に4年目のマイナーリーグのシーズンを迎える。ここ2シーズンは怪我によりそれぞれ77試合(2019年)、84試合(2018年)の出場にとどまった」とティーボウの現状を説明した。

 記事は続けて「こうした成績は、彼がメジャーリーグで将来があることを全く示していない。実際は、3Aレベルでさえないとはっきりと示している」と断じた。そして一方でこうも伝えている。

「毎度のように、彼は2、3月に(スプリングトレーニングが行われる)ポートセントルーシーで人を呼べるだろう」

 ティーボウは2010年にドラフト1巡目でNFLのデンバー・ブロンコス入団。15年にNFLを離れると、約16年にMLB挑戦を表明してメッツとマイナー契約を結んだ。しかし、メジャーの壁は厚く依然デビューは果たせていない。

「NBCスポーツ」はティーボウについてメジャー昇格の可能性は少ないものの、スプリングキャンプでは「人を呼べる」としている。かつて、NFLとMLBの「二刀流選手」として注目を集めた男が、再び脚光を浴びることはあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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