【eBASEBALL】日本一の巨人、報酬1400万円の使い道は? 「巨人軍は紳士たれなので…」
大会MVPは巨人舘野「野球ファンの人口を増やすのが自分たちの使命」
「eBASEBALL プロリーグ」2019シーズンSMBC e日本シリーズが25日、都内の「esports銀座 studio」で行われ、巨人が2連勝でロッテを下し初の日本一に輝いた。主将でエースの舘野が、ポストシーズンで9本塁打を放つ大暴れで大会MVPを受賞。巨人には報酬1400万円が贈られた。
試合前に巨人・原辰徳監督、ロッテ・井口資仁監督から両チームへの激励VTRが流れると、会場は大盛り上がり。原監督はVTRの中で「(ソフトバンクに4連敗した)日本シリーズのことはもう覚えていない」とおどけたが、大のG党である巨人・舘野は「原監督に名前を呼んでもらえるなんて」と大感激の様子だ。
勝てば優勝が決まる2試合目は8回にロッテの主将・下山に同点適時打を浴びたが、別のゲームで世界2連覇を成し遂げた経験のある吉田が落ち着いて続く打者を二併殺に仕留め、流れを渡さなかった。同点のまま迎えた延長10回、タイブレークで一気に得点を重ねてロッテを下し、2連勝で実際の巨人が成し遂げられなかった日本一をeBASEBALLの世界で達成した。
日本一に輝いた巨人には1400万円がチームに報酬として贈られた。その使い道を聞かれたプレーヤーたちが「大きい買い物をしたい」「生活費にしたい」とそれぞれ答える中、巨人の球団職員でもある坂東は「『巨人軍は紳士たれ』ということなので、いいスーツを買おうと思う」とニッコリ。数日のうちにキャンプ地である宮崎に移動する予定で、激励メッセージを送った原監督に直接優勝を報告するかと聞かれると「機会があれば是非したいです」と声を弾ませた。
大会MVPに選出された主将の舘野は「野球ファンの人口を増やすのが自分たちの使命。具体的に何をやるかは難しいが、自分たちプレーヤーはその目的を果たすためにプレーする」と球界の盟主らしく、来季も開催が決まったプロリーグの未来を見据えていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)