鷹・千賀に米メディアが熱視線! NY紙特集「MLBで最も興味深い50人」に登場
NPB所属なのにホークス千賀が26位に選出、二刀流復活期待のエンゼルス大谷翔平は5位
ソフトバンクの千賀滉大投手に米メディアから熱い視線が注がれている。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者が「MLBで最も興味深い50人」を選出。ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を球団側に要望している千賀を「26位」に選んだ。
千賀は17年WBCで4試合登板し、1勝1敗、防御率0.82をマークした。フォークを武器に準決勝・米国戦では決勝点を献上したものの、2イニングで5奪三振。大会ベストナインに日本勢から唯一選ばれ、米メディアからも注目された。シャーマン記者は「この剛腕は昨季終了後に福岡ソフトバンクホークスにポスティング申請について要望したが、うまくいかなかった。次のオフに球団が折れる兆しはない。しかし、彼はMLB球団が最も興味を示している日本人投手である。26歳のシーズンとなった昨年、センガは180回1/3で防御率2.79、K/9(奪三振率)を11.3とした」と紹介した。今か今かと千賀のメジャー移籍を待ち望んでいるようだ。
また、18年10月の右肘のトミー・ジョン手術から復活を目指すエンゼルス・大谷翔平投手が5位にランクイン。エプラーGMは右腕の投手復帰が5月になることを示唆しているが、今季からマイナーで調整登板をしながら打者としてメジャーの試合に出場できる新ルールができた。「昨年は投手として出場しなかったが(打者としては出場)、オオタニは二刀流として復帰する。彼はエンゼルスで断トツに才能のある先発投手であり、最高の左打者である。彼がエースとなり、450打席に立ってパワーを見せられるか? それ以下でもエンゼルスはプレーオフに進出できるか? (新ルールで)投手としてのリハビリ期間がもっと必要だとしても、DHとして毎日出場することができる」と期待を寄せた。
なお、1位にはサイン盗み問題で大きく揺れるアストロズを選出。この企画で人物を選ばなかったのは初めてだという。2位には昨年1位だったMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏、3位にはレッドソックスからドジャースへトレード移籍したムーキー・ベッツ外野手が選ばれている。
【MLBで最も興味深い50人】※カッコ内は昨年順位
1位 アストロズ
2位 ロブ・マンフレッドMLBコミッショナー(1位)
3位 ムーキー・ベッツ(25位)
4位 ゲリット・コール(圏外)
5位 ショウヘイ・オオタニ(10位)
6位 トニー・クラーク選手会専務理事(2位)
7位 クリス・ブライアント(圏外)
8位 ノーラン・アレナド(13位タイ)
9位 マイク・ファイアーズ(圏外)
10位 ピート・ローズ(圏外)
(Full-Count編集部)