エ軍マドン新監督、“二刀流・大谷”を切り札に 「必要になるのは終盤の大切な時期」
今シーズンは焦らず大谷を二刀流復活に導く「シーズンを通して上手くマネージメントしないといけない」
エンゼルスは12日(日本時間13日)、アリゾナ州テンピでバッテリー組のスプリングトレーニングをスタートした。今シーズン二刀流復活を目指す大谷翔平投手もキャッチボール、打撃練習など精力的に体を動かした。ジョー・マドン新監督は「彼の才能が一番必要になるのは、シーズン終盤の大切な時期だ」と、切り札として考えていることを明かした。
この日、大谷は最長40メートルのキャッチボール、室内でマシン相手に打撃練習を行うなど“二刀流復活”に向けスタートを切った。
今季から就任したマドン新監督は大谷の今後のスケジュールについて「彼はすでに投球はしている。ブルペンなどでも近く投げ始めることになると思う。まだ、正確なスケジュールは僕は今分からない」と話すにとどめた。
2018年には投打の二刀流で球界を沸かせた大谷。トミー・ジョン手術、左膝手術を経て今シーズンから本格的に二刀流を再開させる。指揮官は「投手・大谷」については焦らず状態を見ながら復帰させることを明言しており「8月、9月、そしてプレーオフの時点で彼が投げること、打つことが同時にできれは、僕はとてもおもしろくなると思っている」と期待を込めた。
フィジカル面では支障がなく元気な姿を見せているが「彼は現在、健康だということだ。シーズンを通して上手くマネージメントしないといけない。彼の才能が一番必要になるのは、シーズン終盤の大切な時期だ。彼のようなケースでは、全く投げてない状態から、いきなり多すぎるイニングを投げるのは、良くないので、(ゆっくり始めることが)賢い選択だと思う」と、シーズン終盤の“勝負時”に大谷の二刀流がキーマンになることを語った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)