レ軍番記者が進言 ダルビッシュと「すぐに契約延長」、大谷は「獲得を急げ」
「もし私がダニエルズ(GM)なら、今すぐここで契約を結ぶ準備は出来ている」
レンジャーズのダルビッシュ有投手がエースの働きを続けている。今季10試合に登板して、5勝2敗、防御率2.83。21日(日本時間22日)の敵地タイガース戦では特に序盤に制球に苦しみながら、5回5安打2失点と粘りの投球で今季5勝目(2敗)を挙げた。この105球の力投を受け、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者は「すぐに契約延長すべき」と訴えている。
同紙は「ユウ・ダルビッシュはこの前の試合で苦しみ、レンジャーズに明確なメッセージを送った:この男と契約を」との見出しで記事を掲載。執筆したグラント記者は「もし私が(GMの)ジョン・ダニエルズなら、今すぐここで契約を結ぶ準備は出来ている。もしくは最低でも、最高のオファーをこの6週間で提示するために交渉する」と記した。
ダルビッシュは今季が6年契約の最終年。このままシーズンが終了すれば、オフにフリーエージェント(FA)となり、争奪戦になることは確実だ。そのため、レンジャーズが契約満了前に契約延長を目指すことになると、地元メディアは早くから伝えていた。
一方で、トミー・ジョン手術から復帰2年目の右腕がどのような投球をするかは開幕してみないと分からないとも見方もあったが、ここまでは文句なしの投球を続けている。そして、グラント記者の中では、苦しんだタイガース戦でダルビッシュの価値はさらに高まったようだ。