大谷翔平は「大ブレークしそうな選手」 MLB公式も投手復活を待望
MLB公式は「2020年に大ブレークしそうな選手」の1人に大谷を選出した
エンゼルス大谷翔平投手がメジャー3年目を迎える。一昨年に行った右肘のトミー・ジョン手術のリハビリを消化し、2年ぶりの二刀流復活に向けて歩を進めている25歳を、MLB公式サイトは「2020年に大ブレークしそうな選手」として伝えている。この2年間でメジャーの度肝を抜くプレーを見せてきた大谷について、MLB公式はまだまだ大きな伸びしろがあり、さらなる活躍が期待できると評価している。
記事は「フリーエージェントの選手を何人獲得しようとも、どんなに大きなトレードをしようとも、球団の力が向上する最高の方法は、若い選手が飛躍することである。2年前のクリスチャン・イエリッチや昨年のケーテル・マルテのように。期待されている選手が、素晴らしい選手へと成長すること、それを我々はみんな待ちわびているのだ」と指摘している。
イエリッチはブルワーズに移籍した2018年に前年から倍増の36本塁打を放ったほか、初の首位打者を獲得。昨季は44本塁打&2年連続首位打者と、スターの座を揺るぎないものにした。ダイヤモンドバックスのマルテは昨季打率.329、32本塁打。前年の.260、14本塁打から大きく成績を伸ばした。
MLB公式は各球団の「ブレーク候補」を列挙。「まだスーパースターではないかもしれないが、そんな日が訪れるのももうすぐかもしれない」としてエンゼルスでは大谷を挙げた。
「エンゼルスがプレーオフ進出を本気で目指しているこのシーズンの前半に彼はマウンドに戻ってくる。我々はこれをずっと待っていた」
2018年は投手として10試合に登板して4勝2敗、防御率3.31。打者として104試合、打率.285、22本塁打をマークして新人王に輝いた。打者に専念した昨季は106試合で打率.286、18本塁打だった。二刀流を復活させる今季はこれらの数字をはるかに超える活躍を期待されている大谷。どんなプレーを見せてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)