筒香嘉智は無安打も三塁守備で躍動 2日は前田健太と対戦、「2番・左翼」で先発へ
打撃は左直、空振り三振で2打数無安打、5回の守備から退く
■レイズ – ブレーブス(オープン戦・日本時間1日・ポートシャーロット)
レイズの筒香嘉智外野手が29日(日本時間1日)、ポートシャーロットの本拠地でナイターで行われたブレーブスとのオープン戦に「5番・三塁」で先発出場。2打数無安打で5回の守備から退いた。2試合ぶりに三塁を守った筒香は3本飛んできたゴロを無難にさばいた。オープン戦の成績は5試合で9打数4安打1本塁打、打率.444となっている。1日(同2日)のツインズとのオープン戦には「2番・左翼」で出場し、先発予定の前田健太投手と対戦する。
キャンプ地で初めてナイトゲームに出場。「日本より暗いなあと思ったけど、それほど気にならなかった」と振り返った筒香は、オープン戦2度目の三塁守備をしっかりこなした。3本のゴロを処理し「キャッシュ(監督)の打つノックの方が打球が速い。キャッシュが打ってくれてよかった」と冗談交じりに語った。
1回2死でカルバーソンが放ったゴロは、跳ね上がった高いバウンド。筒香は瞬時にタイミングを図り、後ろに下がってキャッチ。正確な送球でアウトにした。「バットに当たって時間のない中での判断。頭で考えている時間はない。練習でやって無意識でやれるようしないと」とうなずいた。
打撃では2試合ぶりに無安打に終わった。1回2死一、二塁で迎えた第1打席は昨季17勝を挙げたマックス・フリードと対戦。いい当たりのレフトライナーだった。2打席目は4回1死で右下手投げのダレン・オディと対戦し、空振り三振に倒れたが「感覚は変わりない。技術の追求と体のコンディションに気をつけてやっていく」と気持ちに揺らぎはない。
1日(同2日)のツインズとのオープン戦では前田が先発する。筒香は「2番・左翼」での出場が決まった。かつてセ・リーグを沸かせた2人の対決が注目される。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)