カブス主砲が持論展開 サイン盗みはアストロズのみ?「そんなことは絶対ない」
5年間で3度のオールスター出場の真のスターがサイン盗みに持論「子どもに…」
2015年に新人王に輝き、ここまで5年間で138本塁打を放ったカブスの主砲クリス・ブライアント内野手が米メディア「USAトゥデイ」のインタビューに応じ、FAやトレードの噂、新ルール等について激白した。中でもアストロズのサイン盗みについては率直な思いを吐露している。
所属リーグは違うものの、ブライアントもアストロズのサイン盗み騒動には煮えきらぬ気持ちを持っているようで、ファンや他球団選手から暴言や非難を浴びるアストロズに「同情はしてない。全くしてない」とキッパリ。また自身がルーキーだったと仮定しても「僕なら、チームにしばらくいる人たちと話をしてみたと思う」と“黙秘”した選手たちを避難している。
さらにブライアントは言葉を選び「(昨年も不正をしたかは)わからない。ただ、去年、MLBの関係者がビデオのすぐそばに座るようになってから、その目を盗んでサイン盗みをやることは容易なことではないと思う」と語ったという。一方で、サイン盗みをしたのはアストロズだけと思うか、と問われると「そんなことは絶対ない」と、不正を行う他球団の存在を匂わせた。
そんなアンフェアなMLBの現状に、ブライアントは持論を展開。「野球というゲームでお互い戦うことに集中すれば良いと思う。大きなお金が動いているし、勝ちたいのは分かるけど、これは野球の試合なんだ。自分が持っている力を出し切って戦えば、それで十分だって、みんな、子どものころはそうだっただろう」と思いをぶつけた。
さらに心情に訴えかけるブライアントは、「子ども達が、僕らのプレーを見ている。僕らに憧れている。子ども達にこんなことを見せたくない。ズルしていいんだと思ってほしくない」と語っている。ブライアントのこの言葉を、アストロズや不正を行うナインが心に留めておくことを願う。
(Full-Count編集部)