大谷翔平、選抜中止に「非常に残念」も球児に熱いエール 「夏ぜひまた出てほしい」
「出るのは難しい大会ですけど、夏に向けて全チーム頑張ってほしい」
エンゼルスの大谷翔平投手が11日(日本時間12日)、今キャンプ最多の59球を投げた。右腕は、新型コロナウイルス感染拡大により中止となった選抜高校野球大会にも言及。「夏、ぜひまた出てほしい」と球児にエールを送った。
雨が降る中、大谷は59球を投げた。直球35球、カーブ19球、スプリット5球。二刀流復活へ順調に歩を進める右腕は「球数も強度も徐々にという感じ。スプリットはまずまず。特に投げる必要もないくらいの感じ。いつもそうですが、いいんじゃないかと思います」とうなずいた。
新型コロナウイルス感染拡大防止措置として、この日は報道陣と6フィート(約1.8メートル)の間隔を開けて報道陣に対応した大谷。選抜大会中止の話題になると、こう語った。「もちろん出るのは難しい大会。年に2回しかない全国の大会。国体を除くとそうなので、なかなか甲子園で高校球児がやる機会はないですが、夏ぜひまた出てほしい。今回こうなってしまって非常に残念ですけど、夏に向けて全チーム頑張ってほしいと思います」。
自身は2年夏から2期連続甲子園出場。3年春の2012年選抜高校野球大会については、こう語った。「選ばれると電話が来るんですが、出られるかどうか分からなかったので、(センバツ発表の日は)かなりドキドキして待っていた。選ばれて嬉しかった気持ちがあった」。
「夏ぜひまた出てほしい―」。選抜出場が絶たれた失意の球児に、大谷はメッセージを送って励ました。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)