“牧場骨折”セスペデスの弟は22歳の超有望株 MLB公式「日本でプレーの可能性も検討」

メッツのヨエニス・セスペデス【写真:Getty Images】
メッツのヨエニス・セスペデス【写真:Getty Images】

22歳のヨエルキス・セスペデスは17年にキューバ代表の一員としてWBCにも出場

 メジャー通算163本塁打を記録するメッツのヨエニス・セスペデス外野手の弟ヨエルキス・セスペデス外野手の動向に注目が集まっている。MLB公式サイトが新たなNo.1インターナショナルプロスペクトの誕生を速報している。

 22歳のヨエルキスは18日(日本時間19日)に正式にFA宣言をし、メジャーリーグ球団との契約が可能となった。そして、それと同時にMLBはインターナショナルプロスペクトリストのNo.1にヨエルキスを位置づけた。

 MLB公式サイトは「ヨエニスの弟ヨエルキス・セスペデスがFA宣言」との見出しで特集。記事内では「全て平均以上の5ツールプレーヤーと考えられているセスペデスは、6月にキューバ代表チームから離脱し、カナディアン・アメリカン・リーグのニューヨークでプレーし、居住先のバハマでヨエニスとトレーニングをしながら目立つ行動を控えていた」とヨエルキスの近況を説明した。

 ヨエルキスは2017年のWBCにはキューバ代表で若くから活躍するなど注目を集めていたが、、「この22歳がどこと契約するかはまだ分からない。セスペデスはドラフト申請する可能性、日本でプレーする可能性も検討しているとみられている」とメジャーのみならずNPBでのプレーの可能性をも選択肢に入れていることを報じている。

 新型コロナウイルス感染拡大によるMLB開幕延期に伴い、ヨエルキスには自らの選択肢を検討する時間が多く残されている。記事では「6月15日に終了する現在のインターナショナル契約期間内に契約するのか、7月2日に開始する2020~21年のインターナショナル契約期間まで待つのかは分かっていない」としている。

 昨年5月に牧場の穴にはまって右足首を骨折し、シーズンを棒に振った兄のヨエニスは、度重なる怪我で2018年7月20日を最後に試合に出場しておらず、昨季は1試合も出場せずに年俸2950万ドル(約32億円)を得て、“不良債権”と痛烈な批判を浴びている。しかし、兄の残した実績は確かで、実力は本物。弟のヨエルキスもその兄の血を受け継ぎ、インターナショナルプロスペクトNo.1に位置づけるなど実力はお墨付きのようだ。

【動画】17年WBCではキューバ代表として東京ドームでもプレー…超有望株ヨエルキス・セスペデスのプレー映像

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