イチロー、“雑音”封じる復調 一時「2ストライクに追い込まれてる」の声も…
今季初の5試合連続安打で6月打率.400、一時の1割台から.217まで復調
メジャー17年目のシーズンを迎えているマーリンズのイチロー外野手が調子を上げてきた。5-0で快勝した16日(日本時間17日)のブレーブス戦は出番がなかったが、15日(同16日)のアスレチックス戦まで今季初の5試合連続安打をマーク。4月22日(同23日)のパドレス戦から1割台に沈んでいた打率は、ようやく.217まで上がってきた。ここから、さらに上昇してきそうな気配だ。
イチローの打率が.178に沈んでいた今月7日(同8日)、ESPNスペイン語版は「時の扇がイチローを2ストライクに追い込む」とのタイトルで特集を組んでいた。「イチロー・スズキは50歳までプレーすることを望んでいる。疑問なのは、彼がそれをできるかどうかだ。 年月が経ち、時の扇がイチローを2ストライクまで追い込んでいる」。このように、“衰え”を指摘していた。
この記事では、イチローの偉大な功績を紹介。2004年にマークしたメジャー記録のシーズン262安打については「1920年にジョージ・シスラーが257安打を記録して以来、タイ・カッブ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、スタン・ミュージアル、ウィリー・メイズ、バリー・ボンズやピート・ローズを含む、何人かの歴史上最高の打者たちがメジャーを体験した。そして、誰もシスラーの記録を超えることは出来なかったのだ!」と特筆した。
その一方で、昨年、メジャー通算3000安打の偉業を達成したことに触れつつ「この年で引退するのが論理的のように思われた」と指摘。「しかし、彼は50歳までの現役続行を意志を述べた」と続けている。