鷹エース斉藤和巳は「世界一美しい敗戦投手」 14年前の悲運のシーンが再脚光
2006年の日本ハムとのプレーオフ第2戦でサヨナラ負け、鷹は優勝を逃した
新型コロナウイルス感染拡大の影響でプロ野球は開幕が延期された。NPB(日本野球機構)が4月24日開幕を目標に準備を進める中、「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeはファンの心を満たすような映像を「厳選動画ベスト100」として公開している。「鮮烈な勝者と敗者のコントラスト。球史に残る一戦」とのタイトルで投稿された動画では、2006年プレーオフ第2ステージ第2戦、ソフトバンクと日本ハムの激闘が紹介されている。
2006年10月12日のプレーオフ第2戦。負ければリーグVを逃すソフトバンクは0-0で9回2死一、二塁のピンチを迎えた。力投していたソフトバンクのエース斉藤和巳は日本ハム稲葉篤紀外野手に内野安打を許し、その間に二走の森本稀哲外野手が生還。日本ハムが優勝を決めた。パTVは「サヨナラ打を浴びてマウンドに崩れ落ちるその姿は、当時を知る多くの野球ファンの目に焼きついているのではないだろうか…」と綴って、そのシーンの動画を公開した。
悲運のエースとも称される斉藤和の姿にファンは改めてコメントを送っている。
「鷹のエースはやっぱり和巳だな」「プロが負けて泣き崩れて動けへんシーンってなかなか見れへんから強烈に記憶に残ってる」「めっちゃ記憶に残る一戦」「これこそがエースの姿って感じ」「こういうピッチャーが現在いない」「パリーグ屈指の名シーン」「こんなに散り方がかっこいいエースは居ない」「男でも惚れるカッコ良さ」「世界一美しい敗戦投手」
あまりに「鮮烈な勝者と敗者のコントラスト」。14年前の斉藤和の姿は、ファンの心に今も焼き付いているようだ。