高校野球ロスを埋めた13日間の大会 ヒロド歩美アナが公開した動画に感動

高校時代の星稜・奥川、山瀬を取材するヒロド歩美アナウンサー【写真:本人提供】
高校時代の星稜・奥川、山瀬を取材するヒロド歩美アナウンサー【写真:本人提供】

熱闘甲子園キャスターとして取材活動、選抜中止に心痛め自らクイズ企画を考案

 ABCテレビのヒロド歩美アナが自身のインスタグラムで公開した“13日間のクイズ”が話題を呼び、高校野球ファンや関係者の心に響く投稿となっている。ヒロドアナはABCテレビ・テレビ朝日系「熱闘甲子園」でキャスター、日曜朝の「サンデーLIVE!!」でも球児に取材し、スポーツコーナーを担当。取材の合間を縫って、本来、選抜が行われる予定だった3月19日から決勝戦予定の31日までフォロワーに高校野球に関するクイズを出題していた。

 大会の中止を受け、ヒロドアナは複雑な思いでいた。3月16日の投稿では取材ノート3冊を手に取り「とても微力ですが、私に何かできないかなと思いまして…」と開幕予定だった19日から一日一問、クイズを出題することを予告した。

“大会1日目”は「99回大会の優勝校・花咲徳栄高校 野村佑希選手のミドルネームは何でしょうか?」と直筆で出題。2日目以降も最終日まで欠かさず出題し、1日1500人を超える高校野球ファンからの回答が寄せられた。空いてしまったファンの心の隙間を一生懸命、埋めようと努めた。

 ヒロドアナ自身が考案した企画は、決勝が行われる予定だった31日で終了。“大会”は幕を閉じた。初めてインタビューした高校球児は?といった質問や、三重・菰野高校の監督室にある反省文は誰のもの?など、“マニアック”な質問にファンは13日間、楽しんだようだ。

 大会“総括”として、この企画意図をフォロワーに伝えた。「これを通して、一番、私が伝えたかったことは13問のクイズの頭文字です。太く書いた頭文字に思いを込めましたので、ぜひそれを読み解いてください」

 メッセージと一緒に13個の問題文の写真を掲載。太く書かれた文字の頭文字を取ると、こう記されていた。

「92回センバツまたどこかで」

 ファンからはその心遣いにたくさんの感謝のコメントが寄せられていた。

【動画】隠れた“伝えたい”思いは出題文にあった ヒロドアナがクイズを出していた理由を明かした実際の映像

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