東京六大学、5月下旬に開幕延期へ 74年ぶり5回目の1試合総当たり方式で開催

東京六大学野球春季リーグ戦は昭和21年春以来5回目の総当たり戦で実施することに【写真:荒川祐史】
東京六大学野球春季リーグ戦は昭和21年春以来5回目の総当たり戦で実施することに【写真:荒川祐史】

情勢次第では無観客試合、リーグ戦中止も視野

 東京六大学野球連盟は5日、新型コロナ感染拡大の影響により5月下旬に開幕日を延期し、1試合総当たりの方式に変更してリーグ戦開催の準備を進めると公式サイトで発表した。同日に開いた臨時理事会で決定したという。

 同連盟は公式サイトで「現在全国各地でイベントやスポーツ大会の中止、延期が相次でいます。本連盟ではこのような状況下で春季リーグ戦を通常通りに開催することは難しいという判断を下し、本日臨時理事会において5月下旬に開幕日を延期し、1試合総当たりの方式に変更してリーグ戦開催の準備を進めることになりました」と説明。「ただ、感染を巡る状況は予断を許しません。注意深く見守り、今後の感染拡大の情勢次第では、無観客試合での実施やリーグ戦の中止を含めたあらゆる可能性を視野にいれていきたいと考えています」としている。

 同連盟によると、リーグ戦を1試合総当たりに方式で開催するのは、当時の文部省訓令「野球統制令」の制限による昭和15年秋、昭和16年秋、昭和17年秋と戦後最初のリーグ戦の昭和21年春以来5回目になるという。

(Full-Count編集部)

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