キンブレルの“威嚇ポーズ”誕生秘話 米メディア「面白がってやってるわけじゃ…」
右手をぶら下げ相手を威嚇するようなポーズを見せる“キンブレル・ポーズ”
カブスのクレイグ・キンブレル投手は昨季不本意なシーズンを送ったが、ここまでメジャー通算346セーブをマークしている。球界を代表する守護神が投球に入る前に行う“キンブレル・ポーズ”は有名だが、米メディアはその誕生秘話を明かしている。
右手をぶら下げ相手を威嚇するようなポーズを見せるキンブレル。その独特なルーチンを米テレビ局「NBCスポーツ」は「ユニークな投球時のポーズは怪我から生まれた」と伝え、昨シーズン途中から加入したキンブレルが今季復活するために「知っておきたいこと」を特集している。
マウンドに上がるとファンも同じポーズを行うなど“キンブレル・ポーズ”は中日・鈴木博志投手も真似するほど。だが、記事では「キンブレルの投球スタンスは悪名高い」と表現しながらも「彼は面白がってやっているわけではない。2010年の二頭筋腱炎により、背中の後ろに腕を回すのが痛くなった」と、怪我から生まれたことを明かしている。
18年オフにFAとなったキンブレルがカブスと契約を結んだのは昨年6月7日。3年総額4300万ドル(約46億4000万円)で加入した右腕だが何度も故障者リスト入りするなど精彩を欠き23試合の登板、0勝4敗13セーブ、防御率6.53に終わっていた。
移籍2年目のシーズンも守護神として期待がかかるキンブレル。今季からは背番号を慣れ親しんだ「46」に戻し、復活を目指す。