快挙逃した育成出身ソフトB石川の持つ“不動心”「土台は中継ぎの時と同じ」
「結果的に打たれていないことには特別な意識はなかった」
ソフトバンクの石川柊太投手が7回途中まで無安打に封じる好投で、今季4勝目をマークした、4日のオリックス戦(ヤフオクD)。今季5度目の先発マウンドに立った右腕がオリックス打線を手玉に取り「向こうの打者が早めに打ってくる意識が強かったので、初球から低めに投げていった。低めに集めて投げて、打たせることが出来た。投球の幅を感じられた」と振り返った。
初回、小島を二ゴロ、駿太を左飛に取って簡単に2死を奪った石川。小谷野には四球を与えたものの、ロメロを三ゴロに切り、無失点の立ち上がりに。2回からは1人の走者も許さない投球で、7回1死まで17打者連続でアウトに取った。
「投げる時はいつもノーヒットノーランを目指して投げているので、結果的に打たれていないことには特別な意識はなかったですね。『あ、ノーヒットだな』とは感じましたけど」
7回1死から、小谷野にこの日最初の安打となる左前安打を許し、育成出身者として初となる無安打無得点試合の快挙は逃したが、その後も落ち着いていた。1死一、二塁の場面もT-岡田を遊飛、中島を右飛に切った。