鷹サファテ、完全復活に手応え オンライン会見で明かす「今は2017年の感覚に近い」
“森イジリ”も忘れず「野球でも料理でも負けるとビビっている」
ソフトバンクのデニス・サファテ投手が14日、PayPayドームでの自主練習に参加し、その後、オンライン会見で現在の状態について語った。
今や投手陣のリーダーとして存在感を示すサファテ。「自分たちはプロフェッショナル。自分たちがやらなければいけないことはわかっている」とし、その中で刺激を入れるために「100メートルくらい飛ぶ」というフリスビーを持ち込んでみんなと楽しみながら練習に励んでいたという。
ブルペン投球こそできていないが「ゲームで投げること以外はできている。ここで練習できなかった9日間は(状態を)維持するのは大変だったが、今は維持できると感じている」と語るとともに「今は2017年の感覚に近いくらい身体は戻ってきている。今までずっとトレーニングを続けてきて、少し体を休めて鍛え直すという良い時間になっているよ」と自主練習の充実度をアピールした。
自宅待機の間は「クッキングをしたり、(同じマンションの)ムーアとビーチに行ってキャッチボールをしたり、読書をしたり、(アメリカの)家族と一日話をしたり、とにかく前向きに捉えて過ごしていた」という。料理についてはSNSでも発信し「できる限り毎日やりたい」としながらも「1日も早くワイフに来てもらって、ワイフの手料理が早く食べたい」と本音も漏らした。
また、仲がいい森唯斗投手が料理をしていないことについて「野球でも料理でも自分に負けると思ってビビりはじめている」と“森イジリ”も忘れなかった。
コロナウイルス対策については「手洗いはしているけど、ウイルスだけに囚われ過ぎてもいけない。もちろん年配の方や持病がある方はより気をつけないといけないと思うが、個人個人が考えて行動することが大事」とした。
最後に、ちょうど4年が経過した熊本地震について「家族も一緒にいたし、今でもあの時のことは覚えている。4年は長い時間だが、今でも苦しんでいる人はたくさんいる。コロナウイルスという違う災難もあるが、いつか自分たちはこれだけの困難を乗り越えられたと言える日が来ることを祈っています」とメッセージを送った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)