小さな巨人が強肩発動 二塁手なのに遊撃から跳躍スロー「魔法使いみたい」
アルトゥーベが驚異の強肩披露、一塁手ゴンザレスのすくい捕りでサポート
7日(日本時間8日)敵地ブルージェイズ戦に快勝し、貯金を31に増やしたアストロズ。ア・リーグ西地区首位を快走するチームから、息ピッタリのコンビネーション美技が飛び出した。
ブルージェイズ戦の1回裏のこと。打席に立つのは、ブルージェイズが誇る強打のバティスタ。アストロズ内野陣は三塁側に寄る守備シフトを敷いた。初球を振ったバティスタの打球は二塁ベース寄りの遊撃へ飛んだ。これに素速く反応して捕球したのは、アストロズ二塁手アルトゥーベ。逆シングルで捕球すると振り向きざまに一塁へジャンピングスローした。
本塁側へやや逸れた送球は、思い切り身体を伸ばして捕球しようとした一塁手ゴンザレスのミット手前でショートバウンド。難しい球だったが、ゴンザレスはこれを見事にすくい上げ、アウトに仕留めた。
MLB公式ツイッターでは、ベネズエラ出身の2人が見せた絶妙なコンビネーションプレーを動画付きで紹介。コメント欄には「あのすくい捕りを見たか?」「球宴選手が球宴級のプレーをしたまでさ」「今季最高のプレー」「魔法使いみたい」など、フォロワーから称賛の声が相次いだ。
身長168センチと小柄なアルトゥーベだが、見せるプレーのスケールの大きさは誰にも負けない。その心意気に同郷のゴンザレスも見事なすくい捕りで応える最高の連係プレーとなった。