日ハム大谷翔平、完全復活へ順調打「多少体の反応が遅いのはしょうがない」
「5番・DH」で先発、第3打席で右前打「ボール自体は見えている」
日本ハムの大谷翔平投手が8日、本拠地でのソフトバンク戦に「5番・DH」で先発出場し、6回の第3打席で右前打を放った。
カウント2-0からソフトバンク・千賀の147キロ内角直球を振り抜くと、打球はあっという間に一、二塁間を抜けていった。左太もも裏の肉離れから復帰後、札幌ドームでは初ヒット。直後に代走を送られ、超満員のスタンドの歓声を浴びながらベンチに退いた。大谷は試合後に「いい当たりではなかったけれど、良かった。次は勝ちにつながるように」と振り返った。
第1打席は空振り三振、第2打席は三飛と千賀の直球を仕留めきれなかったが、3打席目できっちりとらえた。「ボール自体は見えているし、いいカウントに持っていけている。多少体の反応が遅いのはしょうがない。練習で対応できるようにしたい」と前向きに話した大谷。完全復活へ向け、順調にステップアップしている。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)