日ハム栗山監督「ピンチがチャンス」 ポニーリーグ動画で野球少年少女へエール
日本ハム栗山監督は小平ポニーズ出身「どう工夫するのか。それが将来の大きな力になる」
日本ハムの栗山英樹監督が20日、日本ポニーベースボール協会の公式インスタグラムを通じて、野球少年少女へ熱いメッセージを贈った。新型コロナウイルス感染拡大を受け、ポニーリーグは国内外のイベントを中止、延期とし、チーム活動も禁止としている。栗山監督は「今こういった状況で試合ができない、練習できない状況になっています。ただ、結果を残す人たちというのは、やはりピンチがチャンスです。みんなが集まれない時間をどう使って、どう工夫するのか。それが将来に物凄く大きな力になると信じて、ぜひ頑張ってもらいたいと思います」とエールを送った。
栗山監督は中学生時代に小平ポニーズでプレー。もちろん、将来の夢はプロ野球選手だった。「『何とかプロ野球選手になりたい』という思いは今でもしっかりと覚えています。皆さんもいろんな夢があると思いますけど、その夢に向かって。夢の実現するということよりも、100%できる努力をしたのかどうか。その積み重ねがいろんな将来に必ずつながっていくと思います」と呼びかけた。
大手スポーツジム「ゴールドジム」を全国に展開しているTHINKフィットネス代表取締役社長の手塚栄司氏は、ポニーリーグ時代のライバルだった。今も当時の話をするといい、「苦労をされながら、いろんな世界、社会で活躍していることを知る。そしてお会いできることをすごく嬉しく思います」とポニーリーグ出身者との再会、活躍が刺激となっているようだ。「プロ野球、社会で活躍する方がたくさん出てくることを信じています。僕らも頑張っていきますので、これからもどうか頑張ってください」。ポニーリーガーからのプロ野球選手の誕生、将来の躍動を期待した。
日本ポニーベースボール協会は13日から現役ポニーリーガーを応援するフェイスブック、インスタグラム、ツイッターの公式アカウントを開設。ヤクルト、巨人、阪神で通算306本塁打を記録した広澤克実理事長のメッセージを皮切りに、ポニーリーグ出身の現役プロ野球選手のメッセージを連日更新している。