広島緒方監督、珍しく怒り 先発岡田に「内容的に全然ダメという試合続いてる」
6回途中5失点の岡田に緒方監督「今後はちょっと考えなければいけない」
広島は11日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に2-5で敗れ、引き分けを挟んだ連勝は4でストップした。先発の岡田が6回途中5失点で降板し、打線は2点を奪ったものの、わずか3安打と低調だった。4回まで毎回先頭打者に出塁を許すなど、安定感を欠く投球だった岡田について、緒方監督は「今後はちょっと考えなければいけない」と苦言を呈した。
初回にいきなり先頭打者に四球を与え、2回には連打で無死一、三塁のピンチを招くなど、失点こそなかったが、不安定な立ち上がりだった。味方が2点を先制した直後の3回には、先頭からの3連打とタイムリーですぐに同点にされた。
緒方監督は「内容はよくないね。前回の登板でも、6回1失点とはいえ、全部先頭を出しているような投球だった。内容的には全然ダメ、という試合が続いている」と手厳しかった。プロ2年目で、初の本格的な先発ローテ入り。さすがに疲れが出てきたか、という記者の質問に「疲れているのはみんな同じ。中継ぎも登板過多になっているし、野手なんて8連戦目だから。岡田だけじゃない」と、珍しく語気を強めた。
6回途中での交代については、「中継ぎがこれだけ投げている中で、6イニングは先発の責任と思って投げさせた。3失点ならよかったんだけど」と6回の2失点を悔やみ、「8連戦目で、(中継ぎも)誰が投げてくれるの」と、怒りが収まらない様子だった。
それでも最後には、「明日はオールスター前の最後の試合。また頑張っていきたいです」と、気を取り直した指揮官。記録的な雨と長距離移動、そしてうだるような暑さの中で行われたオールスター前の9連戦は、明日1試合を残すのみとなった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)