大型補強への足かせはAロッド復帰? 「支払い義務が戻ってきた」とGM

ヤンキースのキャッシュマンGMが、出場停止明けの強打者に“恨み節”?

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、今オフのフリーエージェント(FA)市場で目玉だったマックス・シャーザー投手(ナショナルズ)など大物選手を獲得できなかった理由の1つに、禁止薬物使用問題で公式戦出場停止処分となっていたアレックス・ロドリゲス内野手の巨額年俸を挙げている。MLB公式サイトが「Aロッドのサラリーがヤンキースの動きを制限する」との見出しで報じた。

 ニュージャージー州のラジオ局「WPAT」に出演したキャッシュマンGMは、例年に比べて静かなオフとなっているヤンキースの移籍市場での戦略の裏側を明かした。

「実際のところ、アレックス・ロドリゲスが出場停止から復帰することに伴い、我々にはある程度の契約上の支払いも戻ってくる。(今季年俸の)2100万ドル(約25億円)の支払い義務が戻ってきたことになる。我々は依然としてメジャーで2番目に年俸が高い。これ以上高騰することを、私は考えられない」

 昨年は、Aロッドが禁止薬物使用問題でMLBから公式戦出場停止を言い渡されたため、ヤンキースは巨額年俸の大半を支払わずに済んだ。だが、今年は悪評の多くなったかつてのスーパースターが帰ってくる。

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