ハム大谷、わずか29球3四球4失点 今季初登板は最短降板「課題が残る内容」
263日ぶり1軍登板も先発ではプロ最短降板「制御できなかった」
日本ハムの大谷翔平投手が12日の敵地オリックス戦で今季初登板も、1回1/3を2安打3四球2奪三振4失点で、わずか29球で降板した。
大谷の初球は155キロ。制球に苦しみ、先頭小島に四球を与えた。続く駿太はフォークで空振り三振。吉田正は155キロの直球で一ゴロ併殺打に仕留め、3人で攻撃を終わらせた。
2回は先頭ロメロを146キロのフォークで空振り三振。しかし、小谷野は四球、マレーロは三塁への内野安打、T-岡田はライト前ヒットで満塁とされる。すると、大城にはすべて外角低めに外れるボール球でストレートの押し出し四球。ここで降板となった。
まさかの降板にスタンドからはどよめきが起こる。2番手メンドーサが伊藤にレフト線への走者一掃の二塁打を浴び、大谷の失点は「4」となった。最速は158キロ。1回1/3での降板は、先発登板ではプロ最短。昨年10月22日の日本シリーズ第1戦、広島戦以来263日ぶりの1軍登板は29球で終わった。
大谷は降板後、「やろうとしたことは全然できなかったですね。出力を上げるという意味では問題なかったんですけど、制御することができませんでした。課題が残る内容でした。メンドーサにも申し訳ないことをしました。きょうの反省を次に生かせるよう、しっかり調整していきます」とコメントした。
(Full-Count編集部)