楽天は貯金26で首位ターン 梨田監督「大変なところで選手が頑張ってくれた」

楽天・梨田昌孝監督【写真:東北楽天ゴールデンイーグルス】
楽天・梨田昌孝監督【写真:東北楽天ゴールデンイーグルス】

前半戦は投打で選手が奮闘、後半戦は「茂木がいつ復帰できるか」

 楽天が2位ソフトバンクに1.5ゲーム差をつけて、前半戦を首位で折り返した。12日のソフトバンク戦(ヤフオクD)でも2-0で勝利し、直接対決2連勝という最高の形で終えた前半戦を、梨田昌孝監督は「ギリギリのところでやりながら、大変なところで選手が頑張ってくれた。週に4試合とか、日程に恵まれたとも思う」と語った。

 75試合を消化して、50勝24敗1分け。26個の貯金を積み上げた。指揮官は「森原、高梨が助けてくれたというのはある、森原のおかげで、サブ(福山)がいい働きをしてくれた。サブに負担がかからなくなったのが大きい。あとは岸の加入と、美馬が頑張ってくれた」という。

 現在は2軍調整中ながら、開幕1軍に入って勝ちパターンの一角で29試合に投げているドラフト5位・森原康平、再調整期間がありながら、ここまで17試合に投げ、防御率1.15の数字を残すドラフト9位・高梨雄平の2人の新人の働きを称賛。FAで西武から加わった岸孝之と、則本、岸の2人とともに先発で大車輪の働きで7勝を挙げた美馬学の存在の大きさも認めた。

「打線は茂木、ペゲーロが引っ張ってくれた」と、犬鷲打線の看板となっている1番・茂木栄五郎、2番・ペゲーロの、超攻撃オーダーを引っ張った2人を首位ターンの要因に挙げる一方で「繋がりが悪くなったりもしているけど、4点差をひっくり返したり、打線はつかみどころがないというか、よく分かりません」と笑った。
 
 勝負の後半戦に向けては「茂木がいつ復帰できるか。あとは11日にもあったけど、走塁のミスを解消していかないと。やることをきっちりやらないと、いつか足元をすくわれる」と梨田監督は掲げる。現在「右肘尺骨肘頭、上腕骨滑車骨挫傷」で登録抹消中のリードオフマン・茂木の復帰時期はいつになるかはファンも気がかりなところ。快進撃を続けてきた楽天の勢いは、後半戦も続くだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY